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教員の服装は何が正解?入学式・卒業式や男女別・季節別の選び方とNG例を紹介

教員の服装は何が正解?入学式・卒業式や男女別・季節別の選び方とNG例を紹介

毎日の授業や学校行事で、何を着ればよいか迷っている教員・教員志望者も多いでしょう。

学校では動きやすさが必要な一方、生徒や保護者の前に立つ立場としての配慮も欠かせません。

教員の服装は、清潔感・動きやすさ・TPOの3点をそろえることが基本です。

この記事では、男女別の普段着から入学式・卒業式、教員採用試験、季節や教科に応じた選び方まで具体的に解説します。

執筆・監修 教育ジョブ編集部

教員・学校をはじめとした教育業界の求人・転職に役立つ情報を発信しています。

この記事でわかること

  • 教員の普段着で押さえたい3つの基準
  • 男性・女性それぞれの服装例と選び方
  • 入学式・卒業式・教員採用試験で、立場に応じて服装を選ぶポイント
  • 学校種・教科・季節に応じた服装とNG例

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教員の服装は清潔感・動きやすさ・TPOが基本

教員に全国共通の服装があるわけではなく、校風や担当業務によって適した装いは変わります。ただし、生徒・保護者・来校者と接する仕事である以上、私服とまったく同じ感覚で選ぶのは避けたいところです。

迷ったときは「清潔に見えるか」「安全に動けるか」「今日会う相手と場面に合うか」の順で確認すると判断しやすくなります。

一着で毎日に対応しようとせず、授業・作業・来客・式典に合わせてフォーマル度を調整することが、教員の服装選びの基本です。

基準 確認すること 具体例
清潔感 汚れ・しわ・毛玉・においが目立たないか 手入れされたシャツ、ブラウス、ニットなど
動きやすさ・安全性 板書、階段移動、かがむ動作を妨げないか 伸縮性のあるパンツ、安定した靴など
TPO 授業・来客対応・式典など、その場に合うか 普段はビジネスカジュアル、式典はスーツなど

普段はきれいめなビジネスカジュアルを基準にする

座学中心の日は、襟付きシャツやブラウス、シンプルなニットに、スラックスや落ち着いた丈のスカートを合わせると失敗が少なくなります。色はネイビー、グレー、ベージュ、白などを軸にすると、組み合わせを変えてもまとまりやすいでしょう。

「急な来客にもそのまま対応できるか」を普段着の目安にすると、カジュアルになりすぎるのを防げます。

一方、清掃や教材運搬、児童生徒と一緒に活動する日は、伸縮性や洗濯のしやすさを優先します。学校にジャケットや着替えを置いておけば、活動後の保護者対応や会議にも切り替えやすくなります。

学校ごとのルールや職員室の基準も確認する

デニム、スニーカー、ポロシャツ、ノーネクタイなどの許容範囲は、学校によって異なります。着任直後は落ち着いた服装を選び、周囲の教員の装いを確認してから少しずつ調整すると安全です。

服装規程が明文化されていなくても、保護者会はジャケット着用、全校集会はネクタイ着用など、職員間の申し合わせがある場合もあります。

判断できない場合は、管理職や学年主任に「どの場面で、どの程度の服装が必要か」を具体的に聞くことが最も確実です。式典や校外行事、着任初日など、普段と異なる日は早めに確認しておきましょう。

迷ったときの優先順位

まず学校からの指定、次に安全性と担当業務、最後に職場の慣例を確認します。自分らしさや流行は、その範囲内で取り入れると判断しやすくなります。

【男女別】普段の教員に適した服装

男性・女性で一般的に選ばれるアイテムは異なりますが、目指す印象は共通しています。高価な服や流行の服をそろえる必要はなく、清潔で、生徒と一緒に動けて、対外対応にも支障がないことが大切です。

性別だけで服装を決めず、自分の担当業務や動作、体調に合うアイテムを選びましょう。

男性教員はシャツとスラックスを軸にする

男性教員は、シャツとスラックスを基本にすると、授業から簡単な来客対応まで幅広く対応できます。学校の雰囲気に合えば、夏はポロシャツ、冬はシャツの上に無地のニットやカーディガンを合わせてもよいでしょう。

裾や襟のしわ、袖口の汚れ、ベルトと靴の傷みは目につきやすいため、アイテムの種類よりも日々の手入れを優先してください。シャツの下には、透けにくく首元から見えにくいインナーを合わせると整って見えます。

ノーネクタイで勤務できる学校でも、保護者対応や会議に備えてネクタイとジャケットを校内に置いておくと安心です。

女性教員は動作時の丈・透け・足元まで確認する

女性教員は、ブラウスやニットにパンツを合わせると動きやすく、学校内の幅広い業務に対応しやすくなります。スカートを選ぶ場合は、板書やしゃがむ動作を想定し、丈だけでなく広がり方や座ったときの見え方も確認しましょう。

薄手のトップスにはインナーを合わせ、足元は長時間歩いても安定するものを選びます。パンプスに限る必要はありませんが、ヒールが高すぎるものや脱げやすい形は、階段移動や緊急時の対応を考えると避けたほうが安全です。

腕を上げる、椅子に座る、かがむ、階段を上る動作を鏡の前で試し、肌や下着が意図せず見えないか確かめてください。

ユニクロなど身近なブランドでは機能と着回しやすさを見る

教員の仕事着は、ブランド名よりも、洗濯しやすさ・透けにくさ・伸縮性・しわになりにくさで選ぶことが大切です。ベーシックな色と形を選べば、同じパンツやジャケットを複数のトップスに合わせやすくなります。

例えば小学校教員なら、伸縮性のあるパンツ、かがんでも背中が出にくい丈のトップス、洗えるカーディガンなどを組み合わせると実用的です。

商品名や流行だけで決めず、試着時に教室での動きを再現することが、自分の担当に合う一着を選ぶポイントです。

靴・髪・爪・香りも服装と一緒に整える

服が整っていても、靴の汚れやかかとの傷み、寝ぐせ、伸びた爪が目立つと、全体の清潔感が損なわれます。毎日すべてを完璧にするのではなく、汚れを落とす、髪が顔にかかりすぎないよう整えるなど、授業前に短時間で確認できる習慣を作りましょう。

アクセサリーは、児童生徒との接触や実験・実習で引っ掛からない大きさを選びます。香水や柔軟剤の香りは、自分には弱く感じても周囲には強く伝わる場合があるため控えめにします。

見た目だけでなく、授業の安全や周囲の体調まで含めて身だしなみを考えることが大切です。

入学式・卒業式・教員採用試験など場面別の服装

式典や選考では、普段よりもフォーマル度を上げる必要があります。同じ学校行事でも、壇上に立つ担任と受付を担当する教員では、学校から求められる装いが異なる場合があります。

行事の目的、自分の役割、学校からの指定を先に確認してから服を決めましょう。

場面 男性の服装例 女性の服装例 確認したい点
入学式 ダークスーツ、白・淡色のシャツ、祝いの場に合う落ち着いたネクタイ ダークスーツ、またはジャケットとパンツ・スカート、白・淡色のブラウス 担任か担任以外か、壇上で紹介されるか
卒業式 黒・濃紺などのダークスーツ、白いシャツ、控えめなネクタイ 黒・濃紺などのスーツ、またはジャケットを使った落ち着いた装い 担任の袴が認められているか、学校の慣例
始業式・終業式 スーツ、またはジャケットとスラックス スーツ、またはジャケットとパンツ・スカート 壇上に立つか、校内の慣例
授業参観・保護者会 スーツ、またはジャケットとスラックス スーツ、またはジャケットとパンツ・スカート 授業で必要な動きやすさとの両立
家庭訪問 清潔なビジネスカジュアル 清潔なビジネスカジュアル 脱ぎ履きしやすい靴、靴下やストッキングの状態
教員採用試験 受験案内に従い、面接は指定がなければ落ち着いたスーツ 受験案内に従い、面接は指定がなければ落ち着いたスーツ 気候、面接・実技・模擬授業の有無

服装例は全国共通の決まりではありません

表の男性・女性の装いは、選択肢を考えるための一例です。パンツかスカートかなどを性別だけで決める必要はなく、本人の選択と学校の指定、自分が安全に動けることを優先してください。

入学式は明るさのあるフォーマルな服装を選ぶ

入学式の教員は、黒・濃紺・チャコールグレーなどのスーツを軸に、白や淡い色のシャツ・ブラウスを合わせると整います。男性は祝いの場に合う落ち着いたネクタイ、女性は小ぶりなアクセサリーや明るめのインナーなどで、華やかさを少し加える方法もあります。

新入生の担任は壇上で紹介されたり、式後に学級写真へ入ったりすることがあるため、事前に全身のバランスまで確認しておきましょう。

担任以外の教員も受付や保護者案内を担当するため、「主役は新入生」という前提で、派手すぎないフォーマルさを意識してください。学校によって色味やコサージュの慣例が異なる場合は、前年の写真や先輩教員の服装を確認すると安心です。

卒業式は入学式より落ち着いた礼装を意識する

卒業式は児童生徒の節目となる厳粛な式典のため、男性教員は黒・濃紺・チャコールグレーなどのダークスーツに、白いシャツと控えめなネクタイを合わせると安心です。担任か担任以外かにかかわらず、靴やベルトも黒など落ち着いた色でそろえます。

女性教員は、黒や濃紺を中心としたスーツ、またはジャケットとパンツ・スカートの組み合わせが基本です。卒業学年の担任が袴を着用する学校もありますが、袴を着るかどうかは個人だけで判断せず、学校の許可や学年内の統一方針を確認してください。

担任以外の女性教員も普段着ではなく、学校全体のフォーマル度に合わせた落ち着いた装いを選びます。コサージュやアクセサリーを使う場合も、卒業生より目立たない大きさと色に抑えましょう。

授業参観・保護者会・家庭訪問は信頼感と動きやすさを両立する

授業参観や保護者会では、スーツまたはジャケットを使った服装が無難ですが、授業内容に応じた動きやすさも必要です。実験や実技を行う場合は、安全装備を優先しつつ、説明や懇談の時間にジャケットを羽織れるよう準備します。

家庭訪問では、清潔な靴下やストッキング、脱ぎ履きしやすい靴まで確認しておくと、訪問先で慌てません。座ったときの丈や胸元も、自宅を出る前に確認しておきましょう。

香水や大ぶりのアクセサリーは控え、相手に気を遣わせない端正な装いを心がけてください。

教員採用試験は受験案内を確認し、指定がなければスーツを選ぶ

教員採用試験の服装は、まず自治体や学校法人の受験案内に指定がないか確認してください。川崎市の令和8年度実施試験のQ&Aには「服装の規定はありません」とあり、神奈川県の令和8年度夏期試験では、ノーネクタイ等の快適な服装や、体温調節できる服装での受験を案内しています。

このように一次試験から必ずスーツと決まっているわけではありませんが、自治体ごとに案内は異なります。受験票や試験前の更新情報まで確認し、具体的な指定がある場合は必ず従いましょう。

面接で服装の指定がない場合は、黒・濃紺・グレーなどのビジネススーツに、白や淡色のシャツ・ブラウスを合わせると無難です。クールビズの案内がある場合は、ジャケットやネクタイの要否もその案内に従います。

実技や模擬授業で着替えが必要な場合は、案内に従って運動着などを別に用意してください。服装だけでなく、限られた時間で着替え、必要な道具をそろえて次の試験へ移れる準備までしておくことが大切です。

川崎市教育委員会「【Q&A】令和8年度実施 川崎市立学校教員採用候補者選考試験」神奈川県「令和8年度実施 公立学校教員採用候補者選考試験(夏期試験)受験上の注意」

私立学校の面接・模擬授業は板書時の動きまで想定する

教育ジョブが掲載している私立学校・通信制高校の採用情報では、面接だけでなく、模擬授業、適性検査、筆記試験、実技などを組み合わせる選考例が確認されています。選考方法は学校ごとの差が大きいため、求人票と案内メールの両方を確認してください。

面接用として整っているだけでなく、板書で腕を上げる、教室内を歩く、生徒役へ話しかけるといった動作を妨げない服装を選ぶことが大切です。

ジャケットは肩まわりに無理がないもの、シャツやブラウスは腕を上げても裾が大きくずれないもの、靴は安定して歩けるものを選びましょう。選考方法や着替えの可否が案内に記載されていなければ、採用担当者へ確認してください。

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【学校種・教科・立場別】教員の服装の選び方

同じ教員でも、一日の動作や安全上の注意点は、学校種・教科・立場によって変わります。見た目だけで選ぶと、授業中に動きにくかったり、教材や薬品で服を傷めたりすることもあります。

担当業務で最も大きな動作と、想定される危険から逆算して服装を選びましょう。

学校種・教科・立場 適した服装の例 注意点
小学校 伸縮性のあるパンツ、洗えるトップス、安定した靴 床に座る、外遊び、清掃など幅広い動作
中学校・高校の座学 シャツやブラウス、スラックス、ジャケット 板書と校内移動、保護者・来客対応
保健体育 学校指定またはシンプルなジャージ、運動靴 対外対応用の着替えも準備
理科・技術・家庭・美術 白衣、作業着、エプロンなどを重ねられる服 火気、薬品、工具、絵の具への安全対策
養護・特別支援 動きやすいパンツ、引っ掛かりの少ない服 介助や応急対応を妨げない形と素材
管理職・外部対応 スーツまたはジャケット中心 来客、会議、式典への対応

小学校・特別支援・養護ではかがむ動作を基準にする

小学校では、低い目線で話す、床に座る、休み時間に外へ出る、給食や清掃を支援するなど、大きな動作が多くなります。伸縮性のあるパンツや洗いやすいトップスを選び、汚れたときの着替えも用意しておくと実用的です。

特別支援学校・学級や養護教諭は、介助や応急対応を想定し、袖やアクセサリーが引っ掛かりにくい服を選ぶことも重要です。装飾の少ない服は、児童生徒と近い距離で接するときの安全にもつながります。

試着時に腕を上げる、深くしゃがむ、床に座る、素早く歩く動作まで行い、ずれや露出がないかを確認しましょう。

実技教科では安全装備を優先し、着替えも準備する

保健体育ではジャージや運動着が実用的ですが、学校指定の有無や色柄の基準を確認してください。職員会議や保護者対応に備えて、シャツやジャケットなどへ着替えられる準備も必要です。

理科、技術、家庭、美術では、白衣・作業着・エプロンを正しく着用できるよう、袖が広すぎる服や大きな装飾を避けます。火気、薬品、工具、絵の具などを扱う場面では、靴の滑りにくさや肌の露出にも注意しましょう。

「汚れてもよい服」だけでなく、授業中の事故を防ぎ、安全装備の機能を妨げない服という視点で選んでください。

管理職や来客対応の多い教員はジャケットを基本にする

校長・教頭などの管理職や、入試広報、学校説明会、外部機関との打ち合わせを担当する教員は、スーツまたはジャケットを使う場面が多くなります。ただし、常に同じ服装に固定するのではなく、校内巡回や防災対応など、その日の業務に必要な動きやすさも確保してください。

職員室ではカーディガンなどで過ごす場合も、来客時にすぐ切り替えられるようジャケットを手元に置いておくと便利です。

立場が上がるほど高価な服が必要なのではなく、場面に応じて整った状態へ切り替えられる準備が重要です。

【季節・行事別】快適で動きやすい服装

教室・職員室・屋外では温度差が大きく、同じ服装で一日を快適に過ごせるとは限りません。修学旅行や運動会では、長時間の移動や天候の変化にも対応する必要があります。

重ね着と予備の着替えを活用し、状況に合わせて調整できることを重視しましょう。

夏は通気性と透け対策を両立する

夏は吸湿速乾性のあるインナーや洗いやすいシャツを選ぶと、汗をかいても整った印象を保ちやすくなります。白や薄手の服は、自然光の入る明るい場所で透けないかを着用前に確認してください。

文部科学省と環境省の「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」では、暑いときは軽装とし、吸湿性や通気性のよい素材を選ぶことが示されています。環境省の令和8年度クールビズ案内も、日々の気温や仕事環境に応じ、健康を第一に快適で働きやすい軽装を選ぶよう呼びかけています。

屋外活動がある日は見た目だけで判断せず、学校の熱中症対策と当日の気象条件に合わせて服装を調整してください。

冷房の効いた部屋や来客対応に備え、薄手のカーディガンやジャケットを一枚用意すると調整しやすくなります。汗をかきやすい日は、替えのインナーや靴下も役立ちます。

文部科学省「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」環境省「令和8年度クールビズについて」

冬は着脱しやすい重ね着を基本にする

冬は、シャツやブラウスに薄手のニット、カーディガン、ジャケットを重ねると、教室ごとの温度差に対応できます。厚手の一着だけに頼ると、暖房の効いた教室で暑くなっても調整しにくいため注意が必要です。

厚すぎるニットや動きにくいコートは、板書や教材運搬の妨げになることがあります。保温性だけでなく、腕を上げやすいか、廊下や階段を安全に移動できるかも確認しましょう。

コートやマフラーの校内での扱いも確認し、授業中に大きく着崩さなくても温度調節できる組み合わせにしておくと便利です。

春・秋は寒暖差に対応できる羽織りを用意する

春や秋は、朝夕と日中、日なたと日陰で体感温度が変わりやすい季節です。薄手のジャケットやカーディガン、ベストなど、授業中でも短時間で着脱できるものを選びましょう。

年度初めの春は、着任挨拶、保護者との初対面、入学関連行事が続く場合があります。普段着とは別に、きれいなジャケットと靴を準備しておくと予定変更にも対応できます。

天気予報だけでなく、その日に屋外で過ごす時間と訪問者の予定まで確認して服装を決めることがポイントです。

始業式・終業式は壇上に立つかでフォーマル度を調整する

始業式や終業式では、普段より整えたジャケットスタイルやスーツを選ぶ学校がある一方、日常に近い服装で行う学校もあります。全校の前で挨拶や表彰を担当する場合は、写真に残ることも考えてフォーマル度を一段上げると安心です。

式後に清掃や部活動、教材整理を行う日は、動きやすい服への着替えを用意すると無理がありません。

前年の式の写真や職員間の案内を確認し、周囲より極端に華美またはカジュアルにならないよう調整しましょう。

修学旅行・運動会は活動内容と天候から逆算する

修学旅行では、歩きやすい靴、しわになりにくい服、温度調節用の羽織りをそろえ、引率先の施設に合う服装も準備します。宿泊日数分だけでなく、雨や汚れに備えた予備も一組あると安心です。

ホテルや訪問施設での挨拶がある場合は、運動着だけで通さず、襟付きの服やジャケットなどへ切り替えられるようにします。夜間対応を担当する場合も、すぐに人前へ出られる服を手元に置いておきましょう。

運動会や体育大会では、学校指定のジャージやシンプルな運動着を基本に、帽子、雨具、防寒具など必要な対策を加えます。

どちらも写真に残り、保護者と接する場面があるため、動きやすさだけでなく、汚れや傷みのない清潔な状態を確認してください。

教員が避けたいNG服装10選

教員の服装で避けたいのは、単に「おしゃれすぎる服」だけではありません。動きにくい服や温度調節できない服も、授業や緊急時の対応を妨げる可能性があります。

生徒に身だしなみを指導するときの基準と矛盾しないかという視点も持ちながら、次の項目を確認しましょう。

ただし、デニムやスニーカーなどの可否は学校や担当業務によって異なるため、全国共通の禁止事項ではなく、避けるか事前確認したい項目として見てください。

No. 避けたい服装 理由・確認ポイント
1しわ・毛玉・汚れが目立つ服だらしない印象につながるため、着用前に状態を確認する
2胸元や背中が大きく開く服板書やかがむ動作によって見え方が変わるため注意する
3丈が短すぎる服座る、しゃがむ、階段を上る動作まで想定して選ぶ
4生地が薄く透けやすい服インナーとの色の組み合わせも明るい場所で確認する
5サイズが合っていない服窮屈すぎる服も大きすぎる服も、安全な動作を妨げやすい
6派手な色柄や大きな文字・ロゴが入った服授業内容よりも服装に注意が向かないよう配慮する
7ダメージデニムなどカジュアルすぎる服デニム自体の可否も含め、学校の服装基準を確認する
8高すぎるヒールや滑りやすい靴階段移動や緊急時でも安全に動ける靴を選ぶ
9大ぶりのアクセサリーや強い香り接触によるけがやアレルギー、周囲への刺激に配慮する
10汚せない・温度調節しにくい服教材作業や突然の屋外対応まで考えて選ぶ

デニム・スニーカー・ジャージは一律にNGではない

小学校や保健体育、校外活動では、デニム、スニーカー、ジャージが実用的な場合もあります。重要なのはアイテム名だけではなく、色落ちや破れがないか、学校の規程に合うか、その日の対外対応に支障がないかです。

作業後に保護者会があるなど、一日の中で場面が変わる場合は着替えを用意しましょう。ジャージの上に無理にジャケットを重ねるより、上下を着替えたほうが清潔で整って見えることもあります。

「周囲も着ているから大丈夫」だけで判断せず、自分の役割と予定に合うかを確認してください。

高価でも動けない服や汚せない服は仕事着に向かない

高価なスーツや繊細な素材の服でも、汚れを気にして教材準備や児童生徒への対応が遅れるなら、日常の仕事着には適しません。洗濯や手入れがしやすく、必要な動きをためらわずに行える服のほうが実用的です。

また、体に合わない大きさの服は、きちんとして見えにくいだけでなく、袖や裾を引っ掛ける原因になります。試着では立ち姿だけでなく、板書やしゃがむ動作まで確認しましょう。

価格やブランドではなく、清潔に保てること、安全に動けること、場面に合うことの3点で判断してください。

服装に迷ったときのチェックポイント

服を一つずつ「着てよいか」と考えるより、その日の予定から逆算すると判断しやすくなります。朝の段階で授業、来客、校外活動、天候を確認し、必要なら着替えや羽織りを持参しましょう。

次の項目をすべて満たせれば、普段の教員の仕事着として大きく外しにくくなります。

確認チェックポイント

  • 汚れ、しわ、毛玉、においが気にならない
  • 腕を上げる・かがむ・歩く動作をしても服がずれない
  • 動いたときに下着や肌が意図せず見えない
  • 授業や校内作業を安全に行える
  • 生徒・保護者・来校者の前でも違和感のない服装である
  • その日の行事と自分の役割に合っている
  • 学校のルールや職員間の申し合わせに反していない

わからないときは写真と役割を示して確認する

「何を着ればよいですか」と広く聞くより、「卒業式で受付を担当します。この濃紺のスーツで問題ありませんか」のように、行事、役割、候補の服装を具体的に示すと答えを得やすくなります。

着任前なら採用担当者、着任後なら管理職・学年主任・同じ役割の先輩教員に聞きましょう。前年の集合写真があれば、学校全体の色味やフォーマル度を把握する材料にもなります。

特に式典、校外行事、初めての保護者対応では、自己判断だけで進めず事前に確認することが安心につながります。

校内に置く予備アイテムを決めておく

予定外の来客や急な屋外対応に備え、ジャケット、ネクタイ、カーディガン、替えのインナーや靴下など、自分の仕事に必要な予備を決めておくと安心です。すべてを持ち歩くのではなく、学校で保管できる物と毎日持参する物を分けましょう。

式典用の服は直前に出すのではなく、数日前にサイズ、しわ、汚れ、靴との組み合わせまで確認します。必要ならクリーニングや裾直しの時間も確保できます。

服装選びを毎朝ゼロから考えず、「普段」「活動日」「対外対応」「式典」の組み合わせを作っておくと準備が安定します。

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この記事では、教員の服装について、普段着から入学式・卒業式、教員採用試験、季節・学校種別の選び方まで解説しました。基本は清潔感・動きやすさ・TPOですが、具体的な基準や職場の雰囲気は学校ごとに異なります。

まずはその日の業務と役割を確認し、学校の指定、安全性、職場の慣例の順に判断してください。迷ったときに周囲へ確認しやすいよう、候補の服や前年の写真を使うことも有効です。

服装だけでなく、校風や担当業務、働き方にも違和感がある場合は、今の職場とほかの学校の求人を比較し、自分に合う環境を整理するのも一つの方法です。

私立学校や通信制高校なども、服装・休日・残業・担当業務の条件は学校ごとに異なります。学校種のイメージだけで判断せず、個別の仕事内容と勤務条件を確認しましょう。

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